テリロジー、AIエンジンを脅威解析基盤に搭載したブラウザセキュリティソリューション、Conceal Browseの販売を開始
AIニュースの要約
- テリロジーが、米国のConceal社と販売代理店契約を締結し、ブラウザセキュリティソリューション「Conceal Browse」の販売を開始。
- ブラウザの利用が増加する中で、ウェブベースの脅威も進化し、フィッシング攻撃が巧妙化している。
- Conceal Browseは、AIエンジンを活用し、リアルタイムでサイトを分析して脅威を自動的にブロック・隔離する機能を持つ。
- 隔離環境では、ユーザーの情報入力やファイルダウンロードを制限し、クレデンシャル情報やマルウェア感染のリスクを軽減。
- テリロジー、兼松、兼松エレクトロニクスは、サイバーセキュリティ技術の導入・実装を通じてトータルソリューションを提供する計画。
AIニュースの背景(推測)
近年、企業ではデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に伴い、多くの業務がオンラインプラットフォームに移行している。これにより、ブラウザの重要性が高まり、同時にサイバー攻撃のリスクも増加している。特に、生成AIの登場やソーシャルエンジニアリングの進化により、フィッシング攻撃が日々巧妙化してきている。これらの脅威に対抗するため、より強力で柔軟なセキュリティソリューションの必要性が高まっており、これが「Conceal Browse」の導入背景にあると考えられる。また、テリロジーのような企業が新技術を迅速に取り入れることで、顧客に対して価値あるサービスを提供し続けたいという意図も見受けられる。
AIニュースの内容(詳細)
テリロジーは、米国のConceal社と提携し、AIエンジンを脅威解析基盤に活用したブラウザセキュリティソリューション「Conceal Browse」の販売を開始した。この製品は、ユーザーがアクセスするウェブサイトをリアルタイムで分析し、脅威を検出した場合、自動的にそのサイトをブロックしたり、隔離環境で表示する機能を備えている。
具体的には、Conceal Browseは、ユーザーの操作を監視し、入力やファイルダウンロードを制限することで、クレデンシャル情報の盗難やマルウェア感染を防ぐ。AIエンジンは、外部の脅威情報だけでなく、ウェブサイトの構造や動作も考慮するため、より多角的な脅威判定が可能であり、進化し続ける脅威にも柔軟に対応できるよう設計されている。
今回の契約は、テリロジーが株式会社兼松との密接な関係を活用したもので、両社はサイバーセキュリティ技術の導入を支援し、顧客へのトータルソリューションを提供することを目指している。また、Conceal社が日本市場に進出することにより、同国の企業や官公庁、教育機関などに対しても新しいセキュリティ対策を提供できる見込みである。
ビジネスで活用する方法・可能性
企業は、Conceal Browseを導入することで、ブラウザを介した業務を安全に実行できる環境を構築できる。特に、多くのタスクがクラウドベースのプラットフォームに依存する現代の働き方において、ブラウザセキュリティはますます重要になっている。
- セキュリティ強化: Conceal Browseにより、フィッシング攻撃やマルウェアリスクを大幅に低減できることから、情報漏洩やデータ損失などのリスクを軽減できる。
- 導入の容易さ: エクステンション方式での導入が可能なため、IT部門の負担が少なく、迅速にセキュリティ対策を講じることができる。さらに、Active Directoryを利用した一括展開も可能で、スムーズな導入を実現する。
- 継続的な脅威対応: AIエンジンにより、最新の攻撃パターンを常に学習し、進化する脅威に対応できるため、長期的なセキュリティ対策として信頼できる選択肢となる。
- コストの削減: 脅威によるダメージ(例えば情報漏洩や業務の中断)を未然に防ぐことができるため、長期的にはコスト削減につながる。
- 規制準拠の支援: データ保護法やGDPRなど、法的規制に準拠したまま業務を遂行するサポートを提供し、企業のコンプライアンス維持にも寄与する。
このように「Conceal Browse」を活用することで、企業は新しいサイバー脅威からの保護を強化し、ウェブベースの業務をより安全に行える環境を構築し、競争力を高めることが期待できる。
テリロジー、AIエンジンを脅威解析基盤に搭載したブラウザセキュリティソリューション、Conceal Browseの販売を開始~ブラウザのセキュリティを強化する時代へ~株式会社テリロジー2024年10月17日 10時03分0株式会社テリロジー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 達、以下、「テリロジー」)は、米国Conceal Inc.(本社:ジョージア州、 CEO:Gordon Lawson 、以下、「Conceal社」)と日本における販売代理店契約を締結し、よりセキュアなブラウザを実現する「Conceal Browse」の販売を開始したことお知らせいたします。
近年、業務におけるブラウザの重要性は増々高まっています。従来、ブラウザはWebサイトの閲覧を目的に利用されてきました。しかし、企業のDXや働き方改革の推進により、多くの業務がSaaSに移行しており、今や財務経理、人事、営業管理などの幅広い業務がブラウザを介して実行されています。
一方で、Webベースの脅威は進化を続けています。生成AIの登場やソーシャルエンジニアリングの高度化によりフィッシング攻撃は日々巧妙化しております。また、フィッシングサイトが配布されるチャネルも多様化しており、従来のメールから、SNSやチャットなどのSaaSを経由するものが増加しています。こうしたことから、従来のフィルタリングソリューションだけでは、フィッシング攻撃への対応が難しくなっています。
こうした中、米国ではブラウザにおけるセキュリティ強化が新たなセキュリティ手法として大きな注目を浴びており、セキュリティ対策に熱心に取り組む一般企業、官公庁、金融機関、教育機関等を中心に、ブラウザセキュリティソリューションの導入が進んでいます。
Conceal Browseは、独自のAIエンジンを脅威解析に利用する軽量型のブラウザセキュ
出典 PR TIMES