AIコミュニティ「SHIFT AI」代表木内による日経メッセ プレミアム・カンファレンス・シリーズ登壇レポート

AIニュースの要約

  • AIコミュニティ「SHIFT AI」の代表、木内翔大氏が日経メッセ プレミアム・カンファレンスに登壇。
  • カンファレンスのテーマは「DX時代の企業成長を最大化させる人材育成」であり、特にリスキリングの重要性が強調された。
  • 企業の生成AI活用において人材育成が重要であることを述べ、具体的な成功事例や能力向上の方法が紹介された。
  • 日本の大企業における生成AI活用の進展状況が報告され、外国企業と比較して遅れがあることも指摘された。
  • SHIFT AIは、AI利用促進のための研修サービス「SHIFT AI for Biz」を発表し、実践型ワークショップを通じて企業人材のリスキリングを支援する。

AIニュースの背景(推測)

DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展に伴い、企業は競争力を維持・向上させるために迅速なデジタル化への対応が求められています。これにより、リスキリングや人材育成が重要視されることが増えています。特に生成AIは、業務の効率化や新たなビジネスモデルの創出に寄与する可能性があるため、企業はその活用方法に関心を持ち始めています。しかし、日本の大企業は生成AIの導入に遅れを取っているとのデータもあるため、人材の能力向上やノウハウの蓄積が急務となっています。

AIニュースの内容(詳細)

木内翔大氏は、カンファレンスで「生成AI活用を成功に導く、実践的アプローチと人材育成の秘訣」というテーマのもと、以下のような内容を話しました。

まず、生成AIの活用が可能な分野を6つのカテゴリに分類しました。これには「情報検索・整理」「業務効率化」「コンテンツ生成」「創作活動」「日常生活」「学習/教育」などが含まれます。これにより、生成AIがどのように業務に寄与できるかが具体的に示されました。

日本の生成AI活用状況として、従業員1,000人以上の大企業では36.9%が生成AIを活用していると報告しました。しかし、Fortune 500企業では92%が導入しているため、日本の企業は国際的な基準に対して遅れを取っていることが指摘されました。また、大学生の間でも生成AIの利用が進んでいることから、世代間の意識の差も浮き彫りになっています。

成功事例として紹介されたのは、GMOインターネットグループによる「GMO AIパスポート」という認定制度です。これは、全従業員のAIリテラシーを高め、業務活用を志向する取り組みです。一般業務から営業、カスタマーサービス、システム開発まで、様々な分野でAIが活用され、特に新たな人材の採用方針も変わりつつあるとのことです。

さらに、生成AI導入のための重要なポイントとして、リテラシー向上施策の実施、推進チームによる導引、活用しやすい環境の整備が挙げられました。各社の経営層から現場メンバーまで、役割に応じたスキル向上が必要であるとしました。

最後に、SHIFT AIが新たに提供する「SHIFT AI for Biz」研修サービスについても言及され、実践型ワークショップやeラーニングを通じて、企業のAI活用の支援が行われると説明されました。

ビジネスで活用する方法・可能性

企業がAIをビジネスで活用するためには、次のようなアプローチが考えられます。

まず第一に、生成AIの活用においてリスキリングが不可欠です。SHIFT AIが提供する「SHIFT AI for Biz」のような研修やワークショップを活用することで、社員は生成AIの基本的な知識や実践的スキルを身に付けることができます。これは業務の効率化や新しいアイデアの創出につながります。

さらに、企業内にAI推進チームを設置することも考えられます。このチームが社内のAI活用を牽引し、施策の実行や進捗管理を行うことで、社員のAI活用を促進します。また、情報共有のプラットフォームや定期的なフォーラムを設けることで、成功事例や課題を共有することも業務効率化に寄与します。

AIの導入にあたっては、まず小規模のプロジェクトから始め、成功体験を積むことが重要です。このアプローチにより、生成AIの導入に対する不安を軽減し、社員の理解や受け入れを高めることができます。

最後に、生成AIはデータに基づいて意思決定を支援する力を持っています。企業はこれを活かして、顧客ニーズの分析や市場動向の予測などに応用することができるため、戦略的なビジネス判断を行う際のサポートツールとしても活用が期待されます。

このように、生成AIは企業の成長を支える強力なツールであるため、適切なリスキリングと文化の醸成があれば、企業の競争力を大きく向上させる可能性を持っています。

AIコミュニティ「SHIFT AI」代表木内による日経メッセ プレミアム・カンファレンス・シリーズ登壇レポートDX時代の企業成長を最大化させる人材育成 ~企業に今求められるリスキリングとは~ URL:https://seminar.nikkei.co.jp/e/790555株式会社SHIFT AI2024年10月25日 11時00分1「日本をAI先進国に」を掲げAIのビジネス活用を学べるAIコミュニティ「SHIFT AI」を運営する株式会社SHIFT AI(東京都渋谷区、代表取締役 木内翔大)は、2024年9月27日(金)に開催された日経メッセ プレミアム・カンファレンス・シリーズ「DX時代の企業成長を最大化させる人材育成」に登壇したことをお知らせします。

日経メッセ プレミアム・カンファレンス・シリーズ DX時代の企業成長を最大化させる人材育成 ~企業に今求められるリスキリングとは~ について

本カンファレンス「DX時代の企業成長を最大化させる人材育成」は、DXがビジネスの未来を形成する中で、企業革新を支える専門人材の重要性に着目して開催されました。想定を上回る317名の申し込みがあり、特に500名以上の大企業や課長クラス以上の意思決定層の方が多く参加し、企業における人材育成とAI活用への高い関心が示されました。

SHIFT AI代表木内は「生成AI活用を成功に導く、実践的アプローチと人材育成の秘訣」をテーマにセッションに登壇。生成AIツールの導入以上に「人材育成」が重要であることを強調し、実際に生成AI活用を成功させた企業の体験談を基に、ビジネス現場への浸透方法と人材育成の具体的なアプローチについて解説を行いました。

〈トークテーマ〉
・生成AIでできること
・日本の生成AI活用状況
・生成AI活用成功パターン分析
・AI導入/活用を実現するためのポイント

AIプレスリリース本文はこちら
出典 PR TIMES