テリロジー、独自DBを活用したWing Security社SSPMソリューション提供開始 ~社員が無断で使うシャドーSaaSやWebサービスを可視化、SaaS上の生成AIによる情報漏洩リスクも把握~

AIニュースの要約

  • 株式会社テリロジーがWing Security社と販売代理店契約を結び、SSPMソリューションの提供を開始。
  • このソリューションは、社員が無断で使用するシャドーSaaSやWebサービスを可視化する機能を持つ。
  • Wing Securityの独自データベースに基づき、30万以上のSaaSの安全性を自動評価。
  • 生成AIの利用に関する情報漏洩リスクの把握も可能。
  • SaaSの管理を強化し、情報漏洩やサイバー攻撃のリスクを低減することが期待される。

AIニュースの背景(推測)

現在、多くの企業がSaaS(Software as a Service)を利用する中で、セキュリティ面での脅威が増大しているという現状があります。特に、社員が無断で使用する「シャドーSaaS」と呼ばれる未承認のアプリケーションやサービスが増え、情報システム部門やセキュリティ部門ではその管理が困難になっています。このような利用形態は、情報漏洩やサイバー攻撃のリスクを高め、企業の無防備な状態を生む要因となっています。また、生成AIの普及に伴い、データがAIの学習に使われる可能性も高まり、企業のプライバシーやセキュリティを一層脅かす要因となっています。これらの背景のもと、テリロジーがWing Securityとの提携を結び、効果的なSaaS管理およびリスク分析のソリューションを提供することで、企業のセキュリティを強化する必要性が生じています。

AIニュースの内容(詳細)

テリロジーは、Wing Security社が提供するSSPM(SaaS Security Posture Management)ソリューションの日本国内での販売を開始しました。このソリューションは、企業内で使用されているすべてのSaaSやWebサービスを可視化し、それに伴うリスクを分析することを目的としています。

具体的には、Wing Security社の独自データベースに基づいて、30万件以上のSaaSが収録されており、これにより安全性が自動で評価されます。この評価は、従業員が無断で利用しているSaaSを特定するのに役立ちます。また、Google WorkspaceやMicrosoft 365などの基幹業務に必要なSaaSから連携している未許可のアプリケーションを検出する機能も持っています。これにより企業は、業務に使われる全てのSaaSを視覚的に把握することができ、適切な管理と制御が期待できます。

さらに、このSSPMソリューションは、SaaS内で利用されている生成AIの有無やその利用データがAIの学習に使われる可能性についても分析することが可能です。この情報は、プライバシー侵害のリスクを把握するのに極めて重要です。加えて、特定されたSaaSのユーザーの利用状況や権限設定も可視化され、管理者は管理が行き届いていない長期間未使用のアカウントや不正アクセスのリスクを確認できます。

最終的に、このソリューションは、企業が情報漏洩やサイバー攻撃といったリスクを最小限に抑え、効果的かつ安全にSaaSを利用するための支援を行うものです。

ビジネスで活用する方法・可能性

テリロジーが提供するWing SecurityのSSPMソリューションは、企業が持つ多くのビジネスチャンスとリスク管理の向上に寄与します。具体的な活用法として、以下のような点が考えられます。

  1. シャドーSaaSの可視化: 企業が内部で使用されている未承認のSaaSを把握することにより、リスク要因を特定し、適切な対応を講じることが可能になります。無駄なリソースの削減やコスト管理にも役立てることができます。

  2. 情報漏洩リスクの低減: SaaS間の連携による情報漏洩リスクを把握することで、企業は必要なセキュリティ対策を講じ、重大なインシデントを未然に防ぐことができます。これにより、ブランドの信頼性を高めることにも繋がります。

  3. セキュリティガバナンスの強化: 組織全体のSaaS利用状況を把握し、ガバナンス体制を強化することで、コンプライアンスに関連するリスクも軽減できます。このような取り組みは、業界規制の遵守にも貢献します。

  4. カスタマイズ可能なワークフロー: 企業は自社に最適なリスク管理プロセスを作成し、セキュリティインシデントに迅速かつ効果的に対処するための仕組みを整えることが可能です。これにより、業務の効率性を高めることも期待されます。

  5. AI利用の透明性向上: 生成AIの利用に関する情報を把握することで、企業はデータ利用に対する透明性を高め、顧客や従業員からの信頼を得ることができます。また、プライバシーに配慮したビジネス運営を実現できます。

このように、テリロジーが提供するWing SecurityのSSPMソリューションには企業が直面するさまざまな課題の解決を可能にする要素が揃っており、今後のビジネスにおいて重要な役割を果たすことが期待されます。

テリロジー、独自DBを活用したWing Security社SSPMソリューション提供開始 ~社員が無断で使うシャドーSaaSやWebサービスを可視化、SaaS上の生成AIによる情報漏洩リスクも把握~株式会社テリロジー2024年10月29日 10時05分0株式会社テリロジー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 達、以下「テリロジー」)は、イスラエルWing Security Ltd.(本社:テルアビブ、以下「Wing Security社」)と日本における販売代理店契約を締結し、Wing Security Platformの販売を開始したことお知らせいたします。

現在SaaSは、多くの企業において不可欠なツールとなっています。財務会計、営業管理、メール、チャット、ファイル共有、名刺管理等、企業単位で利用するものに加え、タスク管理やメモ等、個人単位で利用するものも普及しており、業務のあらゆるシーンでSaaSが活用されるようになりました。しかし、その利便性や導入の容易さも相まって、情報システム部門やセキュリティ管轄部門で管理・把握できていないSaaSの利用が企業内で増えています。その結果、情報漏洩やサイバー攻撃といったセキュリティリスクの増大に加え、SaaSの適切な管理や統制の課題に直面しています。このような課題に対応するためには、全社的に使用されているSaaSの可視性向上が不可欠であり、同時に、SaaSの利用を適切に制御してリスクを最小限に抑えるためのガバナンス体制の強化が求められます。

Wing Securityは、社内で利用されているSaaSやWebサービス(以下、SaaS)を可視化し、リスクを分析することで、安全なSaaS利用を実現するためのSSPMソリューションです。Google WorkspaceやMicrosoft 365など、企業の基幹業務に不可欠なSa

AIプレスリリース本文はこちら
出典 PR TIMES