AIによるコンシェルジュ機能搭載のバッテリースタンド「NaviSPOT」の開発を発表

AIニュースの要約

  • 株式会社INFORICHがAI機能を搭載したバッテリースタンド「NaviSPOT」の開発を発表。
  • 「NaviSPOT」は多言語による交通案内や店舗のバーチャルサポート機能を提供。
  • 2024年12月からシンガポールでの設置を開始予定で、国内では2025年以降を目指して展開。
  • INFORICHはシンガポールの公共交通機関SBS Transitと事業提携の基本合意書(MOU)を締結。
  • 旅行者の利便性を高め、観光体験を向上させることを目指している。

AIニュースの背景(推測)

日本国内においてインバウンド旅行者の増加にともない、観光関連のインフラは急速に拡充されているものの、言語や文化の壁、サービス業での労働力不足といった課題も浮上している。特に、インバウンド旅行者に対する対応が不十分なままでは、観光業が抱えているオーバーツーリズムの問題も悪化する可能性がある。これらの課題を背景に、INFORICHは「NaviSPOT」の開発を決定し、旅行者に対する利便性を向上しようとしていると推測される。

AIニュースの内容(詳細)

「NaviSPOT」は、株式会社INFORICHが自主開発したバッテリースタンド「ChargeSPOT」にAI機能を統合した新しい製品である。主な機能としては、旅行者や店舗利用者に向けたコンシェルジュ機能が挙げられる。これにより、AIはルート案内や店舗内の情報提供を多言語で実施することができ、旅行者が求めるリアルタイムの情報提供が可能となる。

「NaviSPOT」が持つ具体的な機能には、交通案内、バーチャル店舗対応、キャンペーン商品の推薦、顧客データの収集と分析がある。これらの機能はそれぞれの設置場所のニーズに応じてカスタマイズされ、観光地や都市圏、店舗など適切な場所に設置される。

また、INFORICHはシンガポールのSBS Transit Ltd.と提携し、同国での「NaviSPOT」の設置プロジェクトを進めている。この提携により、公共交通機関との連携が強化され、訪れる旅行者に対してより良い情報提供が実現される見込みである。今後、複数の機能や対応言語の拡大も予定されており、国際的な顧客体験の価値が向上する。

ビジネスで活用する方法・可能性

「NaviSPOT」の導入により、ビジネスは多面的な利益を享受できる。まず、観光地や店舗での外国人旅行者の案内業務が自動化されることで、スタッフの負担が軽減され、人手不足の解消に寄与する。また、AIによる情報の提供は、多言語対応であるため、多様な顧客ニーズに応えやすくなる。これにより、顧客満足度の向上が期待できる。

さらに、NaviSPOTは店舗における顧客の行動データを収集・分析し、マーケティング戦略の設計にも利用できる。例えば、旅行者がどの情報に興味を持ち、どの商品の購入に至るかというデータを解析することで、より的確なプロモーションが可能となる。また、キャンペーン商品をAIが推薦する機能によって、店舗の売上増加を直接的に狙うこともできる。

シンガポールでの設置以降、国内展開が進めば、他の観光地や商業施設にも同様のモデルを展開する機会が増える。特に、テクノロジーの発展とインバウンド回復の流れに乗り、観光業界全体の再生を図る戦略が効果的である。このような新たなビジネスモデルの一部として位置付けられる「NaviSPOT」は、観光産業の未来を交差する重要な役割を果たすと期待される。

INFORICHのビジョンである「日常に溶け込むワクワクと『あってよかった』がめぐる世界」を実現するためには、このような技術革新が欠かせない。今後の「NaviSPOT」の展開が、どのように観光業と消費者の体験を変えていくのか、注目が集まるところである。

AIによるコンシェルジュ機能搭載のバッテリースタンド「NaviSPOT」の開発を発表~シンガポールの公共交通機関SBS Transitと今後の展開におけるMOUを締結~株式会社INFORICH2024年11月7日 15時30分0
モバイルバッテリーのシェアリングサービス「ChargeSPOT™(チャージスポット)」を運営する株式会社INFORICH(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:秋山 広宣、以下 INFORICH )は、2024年11月7日(木)に開催したINFORICHの事業戦略発表会「INFORICH CONFERENCE ExSPOT 2024」にて、AI機能搭載のバッテリースタンド「NaviSPOT(ナビスポット)」の開発を発表しました。本バッテリースタンドは、2024年12 月以降を目標にシンガポールでの設置を協議しており、今後国内でも都市圏や観光地など人流が集中するエリアを中心に順次設置を進めてまいります。

また、INFORICHはシンガポールで公共交通機関を運行するSBS Transit Ltd.(※)(以下 SBS Transit)と2024年11月6日(シンガポール時間)に、事業提携に関する基本合意書(MOU)を締結いたしました。両社は、年内を目標にSBS Transitが運営する駅やバス停など「NaviSPOT」の設置を含む、顧客体験向上のための統合プラットフォーム構築について、現在協議を進めております。
当社は「NaviSPOT」を通じ、多言語での交通案内や店舗でのバーチャル対応など、観光中のコミュニケーションをサポートする機能を提供することで、国内外のインバウンド旅行者を始めとしたユーザーの利便性向上と、店舗や施設でのインフラ設備拡充を目指します。
※SBS Transit Ltd.は、シンガポールで公共交通機関を運行する会社。バスや鉄道など

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出典 PR TIMES