商談支援AI SaaS「JamRoll」を提供する株式会社Poetics、資金調達を実施
AIニュースの要約
- 株式会社Poeticsは、商談支援AI SaaS「JamRoll」に関して資金調達を実施し、ファーストクローズを完了した。
- 調達資金は「JamRoll」や「JamRoll Mobile」の開発、生成AIの研究、人材採用に使用される予定。
- 「JamRoll」は2022年に登場して以来、スタートアップからエンタープライズまでの多くのユーザーに利用され、年次収益(ARR)が前年比で約3倍に成長。
- 2024年秋には、モバイル版「JamRoll Mobile」と特化型音声認識AI「Poetics Speech API」を新たにリリースする予定。
- キヤノンマーケティングジャパン株式会社及びグローバル・ブレイン株式会社が出資しており、今後の成長が期待されている。
AIニュースの背景(推測)
近年、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進む中、営業の効率化や生産性向上に寄与する技術の需要が高まっている。特に、AIを活用した商談支援ツールは、営業チームにとって重要な資産となりつつあり、その市場は急速に成長中である。「JamRoll」の登場は、こうしたニーズに応え、商談の効率化を図るための画期的なソリューションと位置付けられている。また、資金調達によって、新たな機能やサービスの拡充を図ることで、競争の激しい市場での優位性を確保しようとするPoetics側の戦略が見える。
AIニュースの内容(詳細)
株式会社Poeticsは、商談支援AI SaaS「JamRoll」のさらなる開発に向けて、資金調達を実施した。リード投資家として参画したのは、キヤノンマーケティングジャパン株式会社のCVCファンドである「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」。資金は、商談支援AIやそのモバイル版、生成AIの研究開発、そして人材の採用などに充てられる。JamRollは、会話を自動録音・録画し、文字起こしやAIによる感情分析が可能で、営業スキルの向上や情報共有を促進する。
この技術は、特に多様な業種の企業に導入され、ARR(年間定期収益)は前年と比較して約3倍に増加している。2024年秋には、ワンタップで商談を記録できるモバイル版「JamRoll Mobile」がリリースされ、音声認識の精度を高める「Poetics Speech API」も新たに提供される見込みである。これによりユーザーは、さらなる利便性と生産性向上を期待できる。
投資家からは、Poeticsが持つ音声・言語分析技術の重要性や、競争力を持つ商談支援AIの開発力に対する期待の声が寄せられている。特にキヤノンが持つ技術力との相乗効果も視野に入れた共同の取り組みが注目されている。
ビジネスで活用する方法・可能性
企業が「JamRoll」を導入することで、営業活動の効率が大幅に向上する可能性がある。まず、自動録音・録画機能を利用することで、営業担当者は商談において重要なやり取りを記録しておき、後から振り返ることができる。さらに文字起こしとAIによる感情分析を活用し、商談の成功要因や失敗要因を定量的に分析することで、営業スキルの向上を実現することができる。
また、JamRoll Mobileの提供により、外出先や打合せ先でも簡単に商談の情報を記録することが可能となり、営業のフットワークがより軽くなる。これにより、顧客情報の蓄積やナレッジの共有が促進され、組織全体の生産性を向上させることが期待される。
生成AIの研究開発が進むことで、今後新たな機能やサービスが追加される可能性も高い。これにより、より個別化された提案が可能となり、顧客満足度の向上につながる。また、音声解析を通じた市場調査や競合分析の強化により、戦略的な営業活動の指針を見出すことができる。
新たに取得した資金は、人材採用にも充てられるため、さらなる技術革新がもたらされることが期待される。特に、日本語特化の音声認識技術は今後の市場において大きなアドバンテージとなる可能性がある。これにより、今まで以上に効果的な営業支援ツールとしての役割を果たすことが期待され、国内外の企業への影響を与えるだろう。
総じて、「JamRoll」を活用することで営業プロセスの自動化と効率化が実現し、営業チーム全体のパフォーマンスを向上させる道筋が見えてきた。
商談支援AI SaaS「JamRoll」を提供する株式会社Poetics、資金調達を実施株式会社Poetics2024年10月17日 10時00分28株式会社Poetics(東京都渋谷区、代表取締役:山崎はずむ)は、「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」(キヤノンマーケティングジャパン株式会社のCVCファンド。運営者はグローバル・ブレイン株式会社。以下、Canon MJ MIRAI Fund)を引受先とした第三者割当増資による資金調達のファーストクローズが完了したことをお知らせいたします。このたび調達した資金は、商談支援AI SaaS「JamRoll」や「JamRoll Mobile」など各プロダクトにおける開発の加速と生成AIの研究、及びこれらを担う人材の採用に充てる方針です。
株式会社Poeticsは、2022年6月に商談支援AI SaaS「JamRoll」を開発・提供を開始し、ユーザー企業はスタートアップからエンタープライズ企業の営業組織までに拡大。ARRは前年比で約3倍に成長しています(2024年9月時点)。2024年秋には、対面の商談や打合せをワンタップで記録できる「JamRoll Mobile」や、高性能の日本語特化リアルタイム音声認識AI「Poetics Speech API」の提供を開始し、ユーザーの皆さまの利便性を高めながら今後もさらに事業を成長させてまいります。投資家の皆さまよりコメント
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
企画本部 担当本部長 鹿志村 洋次 氏
本ラウンドの1stクローズにリード投資家として参画させていただき大変嬉しく思います。Poetics社の持つ音声・言語分析の技術は人とAIを繋げるための接点であり、今後益々その重要
出典 PR TIMES