【京都大学発/松尾研発スタートアップエムニ】大東建託と共同で「AIロープレシステム（台本型）」を開発、10月中旬より全国事業所で導入開始

編集部
2024年10月18日

AIニュースの要約

株式会社エムニと大東建託が共同開発した「AIロープレシステム（台本型）」が発表された。
本システムは営業担当者がAIを相手に営業ロールプレイを実施し、スキルを磨くことを目的としている。
AIがオーナー役を担当し、決まった台本をもとに会話を行う形式で、個別のフィードバックも提供される。
大東建託の約2,900人の営業担当者が10月中旬からこのシステムを導入開始。
将来的には、AIが営業担当者の発言に応じて応対する「AIロープレシステム（応対型）」の開発も予定されている。

AIニュースの背景（推測）

近年、営業業務の効率化と人材育成の必要性が高まり、企業は新たなトレーニング手法を模索しています。特に、リモートワークの普及に伴い、従来の対面での指導が行いづらくなっている中、AI技術を活用したトレーニングの需要が増しています。企業としても、限られた人員でのスキルアップが求められる中で、AIの導入が有効な手段とされていると思われます。これにより、大東建託はエムニと提携し、効率的で柔軟な営業トレーニングを提供することを目指していると推測されます。

AIニュースの内容（詳細）

株式会社エムニは、京都大学の研究室からスピンオフしたスタートアップ企業であり、AI技術を駆使してさまざまなビジネス課題の解決に取り組んでいます。今回発表された「AIロープレシステム（台本型）」は、営業担当者が顧客の役割を果たすAIと対話を行いながら、商談スキルを向上させるためのシステムです。このシステムでは、通常、管理職や先輩社員が担っていたお客様役をAIが担当することで、より多くの社員が同時にトレーニングを受けることが可能になります。

具体的には、営業職担当者は台本に沿った会話をAIと交わし、実践的なスキルを習得していきます。会話が終了した後には、AIによる詳細なフィードバックが行われ、どのポイントが良かったのか、どの部分を改善すべきかが具体的に指摘されます。このようなフィードバックにより、営業担当者は短期間でスキルを磨くことが期待されます。また、AIは日本の主要な方言に対応したバージョンを用意しており、地域性を考慮したトレーニングが可能です。

さらに、今後は「AIロープレシステム（応対型）」として、AIが営業担当者の発言を基にリアルタイムで応じる機能を開発する予定です。この新しい機能により、より高度で臨機応変な営業トレーニングが可能になると考えられます。

ビジネスで活用する方法・可能性

この「AIロープレシステム（台本型）」は、営業だけでなく、さまざまな業種でトレーニングシステムとして活用可能です。以下に具体的な活用方法や可能性を示します。

効率的な教育プログラムの導入: 特に新入社員の教育において、AIを活用することで、従来のトレーニングにかかる時間を大幅に短縮できます。AIによるフィードバックがあるため、効果的な学習が促進されます。
リモートワーク対応: 現在のビジネス環境ではリモートワークが普及しており、対面での教育が難しくなっています。AIロープレシステムは、場所を問わずにトレーニングを進められるため、分散したチームに最適です。
個別対応を可能にする: AIがリアルタイムでフィードバックを行うことで、各社員の課題を把握しやすくなります。これにより、より個別具体的な指導が可能となり、人材育成の質が向上します。
コスト削減: 企業にとって、トレーニングにかかるコストは大きな負担です。AIによるトレーニングは、講師を必要とせず、少ないリソースで多くの社員を同時に教育できるため、コスト削減につながります。
スキルの標準化: AIを利用することで、教育の質が均一化されるため、組織内でのスキルの標準化が図れます。これにより、全ての営業担当者が同じレベルのスキルを持つようになり、組織全体のパフォーマンスが向上します。

これらの観点から、「AIロープレシステム（台本型）」は多くの企業にとって価値ある投資となる可能性が高いと言えるでしょう。さらにAIの進化に伴い、よりリアルな学習体験が提供されることで、ますます多くのビジネスシーンでの導入が期待されます。

【京都大学発/松尾研発スタートアップエムニ】大東建託と共同で「AIロープレシステム（台本型）」を開発、10月中旬より全国事業所で導入開始株式会社エムニ2024年10月18日 09時00分7
京都大学発兼、松尾研発スタートアップ株式会社エムニ（本社：東京都文京区、代表取締役社長：下野祐太、以下「エムニ」）は、大東建託株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長執行役員 CEO：竹内啓、以下「大東建託」）と共同で、お客様役のAIを相手に営業のロールプレイングの練習ができる「AIロープレシステム（台本型）」を開発しました。本システムは大東建託の全事業所にて、約2,900人の営業担当者を対象に、10月中旬より本格的に導入を開始しています。

■ 「 AIロープレシステム（台本型）」とは

AIロープレシステム（台本型）では、通常管理職や先輩社員が担っていたオーナー様役をAIが担当することで、営業職担当者が決まった台本に沿ってオーナー様と会話し、商談手法を学ぶことができます。会話実施後は、AIによる個別フィードバックを通じて営業職としてのスキルアップを後押しします。AIロールプレシステム（台本型）では、お客様役のAIが、主な方言での対応バージョンを用意していることも特徴の一つです。

営業職担当者は、本システムを利用することで、お客様に対する返答の仕方や信頼の獲得方法を、時間や場所の制約を受けることなく、習得することが可能になります。

■ 今後

今後は台本型からさらなる発展として、AIが営業担当者の発言を踏まえて臨機応変にコメントを考え、よりリアリティに富んだ営業のトレーニングを可能にする「AIロープレシステム（応対型）」の開発に、引き続き大東建託と共同で取り組んでまいります。

■ 関連リンク

大東建託ニュースリリースhttps://www.kentak

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出典　PR TIMES

【京都大学発/松尾研発スタートアップ エムニ】大東建託と共同で「AIロープレシステム（台本型）」を開発、10月中旬より全国事業所で導入開始

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