メディアナビ、NHKテクノロジーズ社の監修により「AI自動ぼかし」映像編集ツールを放送業界へ展開、Inter BEE 2024で展示
AIニュースの要約
- 株式会社メディアナビが、NHKテクノロジーズの監修のもとでAI自動ぼかしツール「AVCLabs Video Blur AI」を新たに放送業界向けに提供開始。
- このソフトウェアは、映像内の顔や物体をAIで自動的に認識し、ぼかし処理を行うことで、映像編集の工数を大幅に短縮。
- 従来の手作業によるぼかし作業では数時間を要する工程が、AIの力で「分単位」に短縮される。
- ソフトはスタンドアローンで動作し、簡単な操作で専門知識がなくても扱えるため、アシスタントとの分業も可能。
- 2024年11月に開催されるInter BEEでの展示予定があり、映像制作・放送業界でのさらなる展開を目指す。
AIニュースの背景(推測)
映像制作の現場は、近年のデジタル技術の進化に伴い、ますます高度化している。しかし、プライバシー保護の観点から、多くの映像で顔やナンバープレートを隠す必要が生じている。このため、手作業でのぼかし処理は欠かせない一方、膨大な時間を要し、制作現場の負担となっていた。そこで、AI技術を活用して自動化することが求められるようになった。また、NHKテクノロジーズという信頼性のあるパートナーと連携することで、製品開発の信頼性や市場需給に応える体制を整えていると考えられる。
AIニュースの内容(詳細)
「AVCLabs Video Blur AI」は、高度なAI技術を駆使して、自動的に映像内の人物や物体を認識し、モザイク処理を施すことができるソフトウェアだ。AIによる物体認識を利用することで、顔やナンバープレート、さらにはパソコン画面や機密書類などを正確に識別し、全フレームで追跡処理することが可能になった。これにより、従来の1フレーム単位で時間をかけて行っていた手作業を一括で処理し、作業時間を大幅に短縮する。
さらに、独特の機能として、特定の人物のみを隠したり、逆に特定の人物を残したりする設定が可能で、より柔軟な映像編集を実現している。また、Windows版とMac版が用意されており、スタンドアローンで動作するため、特定の動画編集ソフトに依存することなく利用できる点が特徴的だ。
このツールは、すでに個人のクリエイターや企業での利用が広まっているが、今回の発表により放送局やCATV局といったプロフェッショナルな映像制作企業への展開も視野に入れている。Inter BEE 2024では、製品の最新版が実際に展示され、デモ体験も可能となる。
ビジネスで活用する方法・可能性
「AVCLabs Video Blur AI」は、映像制作業界、特に放送業界において多くの活用機会を提供する。具体的には、プライバシー保護の要件を満たしつつ、映像処理の効率を大幅に向上させることができるため、制作時間の短縮とコスト削減を実現できる。
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映像制作の効率化: 制作チームは、それぞれのメンバーが異なるタスクに注力できるようになり、全体の作業効率が上がる。特に、基礎的なスキルが求められないため、新人やアシスタントが簡単に作業を引き受けることができる。
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リスク管理: プライバシー侵害や法的トラブルのリスクを低減させることができるため、安全に映像を公開できる。特に報道や取材の現場では重要な要素である。
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トレーニングと技術伝承: AIによって作業が自動化されることで、よりクリエイティブな作業や新しいアイデアを考える時間が増え、社員の技術向上にも寄与する。
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市場競争力の強化: 映像制作のクオリティやスピードが向上することで、顧客への納品が早くなり、顧客満足度を高める。また、業界全体での推薦性が高まる可能性がある。
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新たなビジネスモデルの構築: AI活用により、従来の映像制作モデルにとらわれない新たなサービスを提供できる可能性がある。特に、コンテンツ制作の迅速化は、急成長している動画配信サービスやSNS向けのコンテンツ制作においても注目される。
以上のように、「AVCLabs Video Blur AI」は、映像業界に革新をもたらすツールであり、プライバシーリスクを管理しつつ、業務効率や創造性を高めるための強力な武器となるだろう。ビジネスの成長に寄与することで、未来の映像制作における新たなスタンダードを確立する可能性を秘めている。
メディアナビ、NHKテクノロジーズ社の監修により「AI自動ぼかし」映像編集ツールを放送業界へ展開、Inter BEE 2024で展示映像の編集時に何時間もかかる「ぼかし」「モザイク」の処理をAIで自動化!作業時間の短縮はもちろん、アシスタントとの分業も可能とし、映像制作現場の労働環境を改善します。株式会社メディアナビ2024年11月12日 10時00分0AVCLabs Video Blur AI(エーブイシーラボ・ビデオブラー・エーアイ)
株式会社メディアナビ(東京、牧野朗子社長)は、最新のAI技術を活用して自動的に顔ぼかしを行うソフトウェア「AVCLabs Video Blur AI」(Windows版 / Mac版)を放送業界向けに提供を開始します。約1年に渡り、株式会社NHKテクノロジーズの監修を受け、放送業界特有のニーズと課題を反映し、業界における最適な活用が可能となるようにアップデートをしてきました。同社の専門的な知見により、放送業界の市場で求められる要素を取り入れ、さらに製品機能を強化していきます。
本製品は、利用中の動画編集ソフトの制限を受けずにスタンドアローンで動作することが特長です。簡単な操作でモザイク入れの作業時間を短縮できるだけでなく、アシスタントなどメインの動画編集担当者以外のチームメンバーに作業を割り当てることで、作業の分散化が可能になり、映像編集者が本来おこなうべきクリエイティブな作業に専念することができます。
2024年11月13日(水)から11月15日(金)に幕張メッセで開催される「Inter BEE 2024」において、NHKテクノロジーズ社のブース(映像制作/放送関連機材部門 小間番号8501)内で本製品最新版の展示を行います。「AVCLabs Video Blur AI」の製品情報
https://www.medianavi
出典 PR TIMES